須坂祇園祭

@hmです。

日中は暑いですが、朝晩なんとなく心地よい風が流れるようになって

きました。少しづつ、秋へ季節が移り変わりつつあるのでしょうか。

今日は、長野県内あちこちで開催されている夏祭りの1つ、須坂の

お祭りの模様についてリポート頂きます。

では、宜しくお願いします。


信越・Mです。

長野県須坂市へ引越してきて9年経ちましたが、

夏の須坂の風物詩、「須坂祇園祭」についてご紹介したいと思います。

須坂市では毎年7月21日~7月25日まで祇園祭<ギオンサイ>が

行われます。

「祇園祭」とは、そもそも平安時代に京都で始まった「疫病送り」の

お祭りです。

昔、京都などの人口が多く集まる都市では、梅雨のこの時期に、

伝染病が流行し多くの死者が出たそうです。

その原因を「疫神<エキカミ>の蔓延<マンエン>」と考えた当時の民衆は、

梅雨の時期に疫神を一ヶ所に集めて地域外に送り出す方法を

とったのです。

その際疫神を集める方策として

1.神座を美しく飾り目立たせる。

2.神座を賑やかに囃したてて、生活圏をくまなく廻る

3.集めた疫神の神座は直に焼く、流す、捨てる

などを行ったそうです。

綺麗に賑やかにすることで疫神を集め、一気に倒すという方法です。

そしてこのような京都の風習が江戸時代に須坂市に伝わり、

須坂の祇園祭では「墨坂神社 芝宮」において、天王さまをお祀りした

神輿と共に、笠鉾<カサボコ>と屋台<ヤタイ>が繰り出すようになったです。

毎年7月21日は神殿より天王さまを神輿へおろす「天王おろし」が

行われます。

神輿と共に笠鉾行列が行われれるのは「天王おろし」で、

今年は地区の当番なので、参加してきました。

天王おろし① 天王おろし②

このお神輿の重さは100貫(375㎏)あります。

お神輿の担ぎ手はとっても大変、担ぎ手の資質的にも私はNGだった

ので、傘鉾行列で参加です。

天王おろし③ 天王おろし④ 天王おろし⑤

華やかに飾られた笠鉾が町中を廻るのは「疫神」を集める為と、

御神体を警護するという2つの意味合いがあるのです。

天王おろし⑥ 天王おろし⑦ 天王おろし⑧

神輿の下をくぐりぬけることで、様々なご利益があるとの事で、

保育園児、小学生や、地域のた~くさんの方々がくぐりました。

巡行の後は、こちらの弥栄社で、24時間体制でお祭りです。

弥栄社

7月25日には、神輿より神殿にあげる「天王あげ」が行われます。

「天王あげ」では、神輿と一緒に灯篭行列が行われます。

この日は灯篭行列に参加しました。

天王あげ① 天王あげ②天王あげ③ 天王上げ④

全国には、様々な祇園祭がありそうです。

みなさん、地元の夏祭りを楽しみましょう♪♪♪

祇園祭の期間外には、市内の笠鉾会館にて各町の笠鉾と屋台の実物を

見学することができます。


Mさんありがとうございました。

祇園祭っていうと何となく京都をイメージしてしまいがちですが、

全国では、沖縄以外の都道府県全てで開催されていて、1500件近く

あるようです。(長野県内でも35件位)

ほとんどが7月中旬~8月初旬に開催されるようであるので、

来年以降になってしまうかもしれませんが、地元のお祭りに参加する

のも良し、他の町のお祭りに参加してみてその町の空気に触れる

のも良し、かと思います。

SNSでもご購読できます。